続く。
地獄は続く。
俺たちは逃げられないことになっていた。
これも玲奈の暗示というものなのだろう。逃げようとする気持ちが生まれた瞬間に、恐ろしいほどの恐怖が心の中で巻き起こってくる。少しでも気を抜いてしまったら泣きそうになる。体はひとりでに震え、それで一歩も動けなくなってしまうのだ。
俺たちは逃げられない。
だからこそ俺と朝倉は学校の教室でガチガチと震えながら待機するしかなかった。
「おっすー」
その声だけでビクンと震える。
教室のドア。そこで玲奈がニヤニヤしながら立っていた。
「二人とも、ちゃんと学校来て偉いね」
まるで立場が徹底的に変わる前の頃に戻ったように、玲奈が言った。
雑談。気さくに話しかけてきながら、彼女は椅子にどかっと座った。
「じゃあ、さっそく綺麗にしてよ」
ニヤニヤ笑いながらの言葉。
俺と朝倉はビクビクと震えた。
「汗かいちゃったからさ、足、舐めて綺麗にしよっか」
普段どおりの玲奈。
普段どおりの言葉。
男友達に向けた気さくな会話。
しかし、今の玲奈が俺たちと対等な立場でいるはずもなかったのだ。
「失礼します」
玲奈の足下で膝まづく。
正座で座って、前に教育されたように口だけをつかって彼女の上履きと靴下を脱がしていった。俺の隣では朝倉が同じようにしている。
「ふふっ、ちゃんと教えたとおりできてるね」
そんな俺たちを見下ろして玲奈が笑っている。
机に肩肘をついて頬杖をつき、心底人をバカにしたように勝ち誇って笑いながら、俺たちのことを見下ろしていた。
「じゃ、舐めろ」
彼女の足の指先がくいくいっと手招きした。
俺たちは言われたとおり舐め始めた。
制服姿の女子の足を必死に一生懸命に舐め続ける。教室中に、ぺちゃぺちゃという唾液音が響き続けた。
「今日はずっとこのまま虐め続けるからな」
玲奈が言った。
「先生には暗示をかけて、お前らの姿は見えないようにしておく。わたしは授業受けるけど、その間ずっと、お前らのこと虐め続ける」
楽しそうに。
遠足の計画をたてるかのように玲奈が言った。
「まずは太ももで潰す。このムチムチ太ももで後ろから胴体潰し続ける。悲鳴あげたらただじゃおかないから、内蔵飛び出る恐怖に耐えながら必死に我慢しなさいよ。もう一人は足舐めね」
ぺろぺろ。
俺たちは涙を流して玲奈様の足を舐めながら、その計画を聞くしかなかった。
「それで、ご奉仕が下手なほうを今週の金曜日に殺す」
ニヤニヤ笑った笑顔。
その言葉が本気であることを、俺たちはもう知っていた。
「必死にがんばりなさいよね。わたしも鬼じゃないから、上手だったほうの一人は生かしてあげてもいいよ。わたしの奴隷として飼ってあげる。うれしいっしょ?」
頬が赤く染まっている。
俺たち二人の命を自由にすることができて、玲奈はとても興奮しているのだった。それが膝まづいている俺たちからも分かった。
*
宣言どおり、それからというもの、玲奈は俺たちのことをひたすらに虐め続けた。
授業中も休み時間も放課後だって、飽きもせず永遠に俺たちのことを虐待していく玲奈。
彼女の太ももで胴体を潰され、そのまま授業を受けさせられた。チャイムが鳴った瞬間に解放されると胴体には彼女のムチムチの太ももの痕がどす黒く内出血の形になっていて、それまでの締め付けの強烈さを教えてくれた。
さらに次の時間となれば朝倉と交代になる。朝倉が太ももで潰され、俺は彼女の足をひたすらに舐めた。少しでも手抜きがあると容赦なく蹴りがとんできて、俺の体は吹っ飛んで動かなくなった。
玲奈の宣言どおり暗示にかけられているらしく、授業を担当している教師は俺たちの存在に気づくことがなかった。壁に全身を強打して悲鳴を漏らしても俺たちのほうを一瞥すらしない。そのまま淡々と授業が続き、その間、俺たちは淡々と虐められ続けた。
「ふふっ、息できないっしょ」
さらには顔面騎乗。
玲奈の巨尻に顔面を潰されて、呼吸の自由すら与えられずに全体重をかけられる。俺の頭部は完全に埋もれてしまい、見る影もなかった。
「むっふ・・・・っっむううう」
何度か息継ぎを許されずに失神する。
そのたびにあの褐色巨尻がハンマーとなって俺の頭部を粉砕してきた。一撃でひとたまわりもなく意識を取り戻した俺は、二撃目の巨尻ハンマーでさらに意識を失いそうになる。何度かそれが続くと、またしても顔面を座布団にされて顔面騎乗が続く。それが永遠に続いていく。
「ほ~ら、締まっていくよ~」
三角締め。
体育の授業でなぜか柔道をやることになり、格技技でさんざんに技をきめられた。屈強な太ももの間で締められ、意識を何度も飛ばされる。朝倉は裸締めの実験台にされ、覚醒と気絶を何度も何度も繰り返された。
締め技が終わると次は投げ技だ。かわりばんこに乱取りをするのだが、俺と朝倉は何度も地面にたたきつけられた。露出の高い柔道着姿の玲奈に、手も足もでずに投げ飛ばされていく。彼女の動きが早すぎて反応すらできずに、俺と朝倉は受け身もとれないまま畳にたたきつけられて、肺の中身を強制的に搾り取られていった。
「汚くなったから舐めろ」
柔道の最後の時間は当然にご奉仕だ。
裸足で歩き回った彼女の足裏に付着した汚れを舐めて綺麗にする。舌が汚れ、じゃりじゃりしたもので口がいっぱいになる。それでも俺と朝倉は必死に玲奈にご奉仕をした。
殺されたくなくて。
なんとか生かしてほしくて。
俺と朝倉は競うようにして彼女の足を舐め、身も心も捧げてご奉仕を続けた。
「おっぱい嬉しいっしょ? もっと潰してやるよ」
さらにはおっぱい窒息締め。
規格外にデカい玲奈の乳房に、俺たちの顔面は押しつぶされていた。
玲奈は椅子に座って授業を受けている。俺と朝倉は、彼女の片方の乳房に顔面全体を押しつけられ潰されていた。彼女の片手が俺の後頭部にまわされてぎゅうううっと締め付けていた。それだけで俺は息が吸えなくなり、それどころかミシミシと顔面全体から嫌な音を響かせていくのだった。
「ほら、息継ぎ」
手の力がゆるめられる。
呼吸がかろうじて許され、俺と朝倉は必死に息を吸った。制服ごしにたまった玲奈のおっぱいのにおい。それを真正面から嗅いでしまい、俺たちは頭をバカにしてしまう。
「ふふっ、下級生のおっぱいの匂いで悶絶する気持ちはどうでちゅか~。フェロモンいっぱい吸って、体ビクビクしてきちゃいましたね~」
バカにしたような言葉。
それを聞いた俺たちは、しかし抵抗することもできずにおっぱいの匂いを堪能するだけ。くすりと笑った玲奈が勢いよくおっぱいに俺たちの顔面を押しつけて呼吸を奪った。
これが続いていく。
学校にいる間はずっと、玲奈に虐められる毎日。
往復ビンタで顔面が変形して。
体中がドス黒く変色するまで殴られ、蹴られる。
意識が戻らなくなるまで締め付けられ、
頸動脈の締め付けなく気道だけを永遠と圧迫された。
これは地獄だ。
年下の・・・・・・・6歳も年下の少女に玩具にされる。
俺にとってはイトコでもある少女。
その本来であれば身近な存在。
そんな女の子に、体格でもまったくかなわず、力でも劣っていて、俺が勝っているところなんて一つもないという現実。
(勝てない・・・・・・何をしたって、玲奈には太刀打ちできないんだ)
俺は玲奈にぼろぼろにされていった。
体ではなく心も。
プライドなんてなくなるほどに虐められ、俺はもうどうにかなってしまいそうだった。ただひたすら、年下の少女にボロ雑巾にされる毎日。それが月曜日から木曜日まで続いた。
つづく